言語聴覚士(ST)
げんごちょうかくし
「話す・聞く・食べる」を支えるリハ国家資格。小児領域では言葉・コミュニケーション発達支援の専門家として活躍。
380〜550万円
医療・看護・リハ
本格的に学ぶ
この仕事の働き方
言語聴覚士(ST)、未経験から目指せる?経験は活きる?
活かせる力と、必要な学びを整理します。福祉の外も含めて。
仕事内容
言語聴覚士(ST:Speech-Language-Hearing Therapist)は、ことば・聞こえ・コミュニケーション・飲み込み(摂食嚥下)に困難を抱える人を支援する国家資格のリハビリ専門職です。対象は小児から高齢者まで幅広く、失語症・構音障害・聴覚障害・嚥下障害などに対し、評価と訓練を行います。
小児領域では、ことばの発達の遅れ、発音の誤り、吃音、自閉スペクトラム症などのコミュニケーション支援、摂食(食べる機能)の支援などを担当します。児童発達支援・放課後等デイサービスでは「機能訓練担当職員」として配置され、言語・コミュニケーション面から子どもの発達を専門的にサポートします。
国家資格として安定性が高く、医療(病院・リハ科)、福祉(児発・放デイ・施設)、教育(特別支援)など活躍の場が広いのが魅力です。
必要・有利な資格
なり方・未経験からのルート
言語聴覚士になるには、養成課程(大学・短大・専門学校。高卒からの3〜4年制、または大卒者向けの2年制など)を修了し、国家試験に合格する必要があります。福祉・保育の人がいきなりなるには専門教育が必要で、社会人入学で養成校に通い直す人も少なくありません。
保育士・児童指導員として子どもの「ことばの遅れ」に日々向き合う中で、より専門的に支援したいとSTを志すケースは王道の動機です。資格取得後は児発・放デイの機能訓練担当として、現場経験と専門性を両立できます。
年収・給与の目安
医療・福祉ともに国家資格職として安定。経験・役職・地域で変動。小児特化や管理職で上振れ。
キャリアパス
- 1
言語聴覚士(臨床)
0〜3年病院・リハ科・福祉で評価と訓練を担う
- 2
小児領域スペシャリスト
3〜7年発達・摂食など専門分野を深める
- 3
主任ST / 機能訓練リーダー
5年〜後進指導・プログラム設計の中心に
- 4
児発管(要件を満たせば) / 教育・研究
随時福祉マネジメントや養成校教員へ
向いている人
- ことば・コミュニケーションの発達に関心がある人
- 一人ひとりの評価に基づく専門的支援がしたい人
- 医療・福祉・教育と幅広く働きたい人
- 国家資格で安定したキャリアを築きたい人
福祉・保育の経験をどう活かせるか
保育士・児童指導員が「ことばの遅れ」「発音」「コミュニケーションの困難」に向き合う中でSTを志すのは自然な流れです。養成校での学び直しは必要ですが、子どもの発達を見てきた現場感覚はST業務に直結します。資格取得後は児発・放デイの機能訓練担当として、福祉のフィールドに戻って専門性を発揮できます。
よくある質問
Q.保育士から言語聴覚士になれますか?
養成課程(大卒者向け2年制など)に入り直し、国家試験に合格する必要があります。費用と時間はかかりますが、子どもの発達を見てきた経験は大きな強みになります。
Q.小児だけを担当できますか?
小児に特化した児発・放デイやクリニックなら、子ども中心の業務が可能です。病院では成人・高齢者を含む幅広い対象を担当することが多いです。
Q.児発・放デイでの役割は?
機能訓練担当職員として、言語・コミュニケーション・摂食面から子どもを支援します。専門職配置として加算対象になり、待遇も比較的高めです。
関連する職業
機能訓練担当職員
~460万PT/OT/ST・心理・看護などの専門職として児発・放デイに配置され、専門的支援を担う高待遇ポジション。
理学療法士(PT)
~430万「動く・立つ・歩く」を支えるリハ国家資格。小児領域では運動・姿勢発達の専門家として児発・放デイで活躍。
作業療法士(OT)
~430万「生活動作・手の操作・感覚」を支えるリハ国家資格。小児では感覚統合・生活自立の専門家として児発・放デイで活躍。
児童指導員
~380万障害のある子どもの発達支援・生活支援を担う、児発/放デイの中核スタッフ。資格名ではなく「任用資格」で就ける。
保育士(児発・放デイ)
~390万保育士資格を活かして障害児通所支援で働く道。少人数・個別重視で、保育園とはひと味違うやりがい。
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