養護教諭(保健室の先生)
ようごきょうゆ
学校の保健室で子どもの心身の健康を守る、教育職員としての「保健室の先生」。
350〜650万円
対人・相談・教育
挑戦しがいあり
この仕事の働き方
養護教諭(保健室の先生)、未経験から目指せる?経験は活きる?
活かせる力と、必要な学びを整理します。福祉の外も含めて。
仕事内容
養護教諭は、小・中・高校などの保健室に常駐し、児童生徒の健康管理とケガ・体調不良への応急処置を担う教育職員です。日々の保健室来室対応のほか、健康診断の計画・実施、感染症や食中毒の予防、保健だよりの発行、保健教育(授業)への参画など、学校保健全体をマネジメントします。
近年はからだの不調だけでなく、いじめ・不登校・虐待・自傷など「心の問題」の最初の窓口になる場面が増えています。担任やスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、医療機関と連携しながら、子どもが安心して相談できる居場所をつくる役割が強まっています。学級担任を持たない専門職として、学校全体の子どもを横断的に見られる独特のポジションです。
必要・有利な資格
なり方・未経験からのルート
養護教諭は教育職員免許状(養護教諭一種・二種免許)が必須です。大学・短大の養護教諭養成課程や、看護師・保健師資格を活かした課程で必要単位を取り、免許を取得したうえで各自治体の教員採用試験に合格する必要があります。
看護師・保健師として働いていた人が、追加で単位を取って養護教諭免許に切り替えるルートも一般的です。福祉・保育から目指す場合は、まず通信制大学などで養護教諭養成課程に編入し免許取得を目指すことになります。子どもの発達や相談援助の実務経験は、採用試験の面接や保健室経営で確実に強みになります。
年収・給与の目安
公立学校の場合は地方公務員(教育職員)の給料表に準拠。初任で350〜400万円、経験を積むと500〜650万円程度。私立は学校により幅がある。
キャリアパス
- 1
養護教諭
0〜保健室経営・健康管理・応急処置
- 2
主幹養護教諭 / ベテラン養護教諭
10年〜若手指導・学校保健の中核
- 3
保健主事・養護教諭部会のリーダー
地域の学校保健活動を牽引
- 4
教育委員会・指導主事(保健分野)
行政側で学校保健施策に関わる
向いている人
- 子どもの「ちょっとした変化」に気づける観察力のある人
- ケガや急病に落ち着いて対応できる人
- 担任とは違う立場で子どもの心に寄り添いたい人
- 医療・看護の知識を教育現場で活かしたい人
福祉・保育の経験をどう活かせるか
児発・放デイで子どもの発達段階や障害特性を学んできた人は、保健室に来る多様な子ども(発達特性のある子・配慮の必要な子)への理解が深く、養護教諭の現場で大きなアドバンテージになります。保護者対応や関係機関連携の経験も、学校での連携業務にそのまま活きます。ただし免許取得が前提のため、養成課程での学び直しが必要です。
よくある質問
Q.看護師免許があれば養護教諭になれますか?
看護師免許だけでは養護教諭にはなれません。養護教諭免許状が別途必要です。ただし看護師・保健師の資格者向けに不足単位だけで免許を取れる課程があり、医療系資格者は比較的近道になります。
Q.保育士経験はアピールになりますか?
なります。子どもの発達理解・保護者対応・救急対応の素地があることは採用面接で強みになります。ただし免許取得が前提条件なので、養成課程での履修は避けて通れません。
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