制度の基礎知識
国保連請求のしくみ — 締め・流れ・返戻・過誤・入金まで
毎月の報酬請求は国保連 (国民健康保険団体連合会) を通じて行います。10日締めの請求サイクル、審査と返戻、過誤調整、入金までの資金繰りを1本で理解します。
こんなときに使います
- 初めての国保連請求を前に全体像を掴みたい
- 返戻が来たときの対応手順を知りたい
- 入金サイクルを踏まえた資金繰りを設計したい
STEP BY STEP
操作手順
請求サイクルを覚える
前月分のサービス提供実績を、翌月1日〜10日に国保連へ請求します (例: 4月分を5月10日まで)。国保連が審査し、市町村の支給決定情報と突合されます。
請求データの中身を知る
請求は「請求書」「明細書」「サービス提供実績記録票」(上限管理対象児は「上限額管理結果票」も) のデータで構成されます。Roots は実績からこれらを自動生成し、CSV を出力します。
審査結果 — 返戻と減額査定に対応する
受給者証情報の不一致・支給量超過・様式エラー等があると「返戻」となり、その分は支払われません。返戻分は原因を修正して翌月以降に再請求します。放置すると未収金として溜まるため、返戻管理台帳での追跡が重要です。
過誤調整を理解する
一度支払われた請求に誤りが見つかった場合は、市町村へ「過誤申立」を行い、翌月以降の支払で調整 (差し引き) されます。運営指導での自主返還も過誤の形で処理されることが多いです。
入金サイクルで資金繰りを設計する
請求月の下旬 (提供月から約2ヶ月後) に国保連から入金されるのが一般的です。開業直後は2ヶ月分の運転資金が空白になるため、創業融資の設計に織り込んでください。
NOTES
注意点・ヒント
Roots の請求CSV作成 (実績→明細→CSV) は無料プランで利用できます。伝送用ファイルの本番対応は準備中のため、伝送は現在お使いの方法と併用してください。
返戻の大半は「受給者証の期限切れ・番号誤り・支給量超過」です。児童マスタの受給者証情報を最新に保つことが最大の予防策です。
FAQ
よくある質問
Q. 10日を過ぎてしまったら?
A. 当月請求はできず、翌月に月遅れ請求します。支払いもその分遅れるため、締め前の請求チェックをルーチン化してください。
Q. 請求ソフトは何を使えばいい?
A. Roots で明細・実績記録票・請求CSVまで作成できます。国保連への伝送手段 (電子請求受付システム) の登録は事業所ごとに必要です。
関連
関連マニュアル
【制度ガイド】国保連請求の流れ — 提出期限・返戻・過誤・月遅れ請求
請求明細書・実績記録票の関係、毎月10日の伝送期限、エラー/返戻/過誤調整/月遅れ請求の違いと対応を整理。請求業務の全体像をつかむための記事。
国保連 CSV 出力 (TI01/TI02/TI03)
当月の利用実績から国保連伝送用 CSV (TI01: 給付費明細, TI02: 上限管理結果票, TI03: サービス提供実績記録票) を生成。byte 一致保証。
返戻対応 — 差戻し請求の修正・再送
国保連からの返戻データを取込 → 該当請求修正 → 再送までの流れを管理。
利用者負担と上限額管理 — 1割負担・月額上限・無償化・実費
保護者が支払うのは費用の1割、ただし世帯所得に応じた月額上限があります。満3歳〜就学前の児童発達支援は無償化の対象。複数事業所を使う場合の「上限額管理」まで整理します。
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