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保育園と児童発達支援の併用ルール完全ガイド — 同日利用・送迎・連絡
保育園と児発(児童発達支援)の併用は法的に可能。同日利用の可否、保育園からの送迎、保育士との情報連携、自己負担の二重発生、両立で疲れない時間割設計まで実例で解説。
「保育園に通いながら児発も使えるの?」は、共働き家庭で発達課題のあるお子様を持つ保護者が最初に直面する疑問です。結論から言えば、保育園と児発は別制度なので併用は完全に可能です。ただし「同日に両方使えるか」「送迎をどうするか」「保育士と児発スタッフの連携をどう取るか」など、運用面の論点が多くあります。本記事で具体的に整理します。
保育園(厚労省・こども家庭庁)と児発(同)は同じ管轄ですが別制度。受給者証で児発を利用しても、保育園の利用には影響しません。
併用の3パターン
| パターン | 時間配分 | 向いている家庭 |
|---|---|---|
| (A) 別日併用 | 月水金=保育園、火木=児発 | 集団保育が負担、個別療育重視 |
| (B) 同日併用(午前保育園+午後児発) | 保育園9-14時 → 児発15-17時 | 共働き・集団と療育を両立 |
| (C) 同日併用(保育園退園後 児発) | 保育園9-17時 → 児発17-18時(個別) | フルタイム共働き |
同日利用は法律上OK
厚生労働省のQ&Aでも、「保育所と児童発達支援を同一日に利用することは妨げない」と明記されています。ただし運用上は「同じ時間帯に両方在籍」はできず、保育園で過ごす時間と児発で過ごす時間は分ける必要があります。
自治体・保育園の運用ルールが厳しい場合があります(例: 短時間保育の家庭は同日併用不可など)。事前に保育園・自治体の保育課に確認してください。
保育園→児発の送迎ルート
【パターン1】 児発の事業所車が保育園に迎えに来る
最も一般的な運用。児発スタッフが保育園の指定された場所(玄関・園庭入口等)に車で迎えに行き、子を引き受けます。保育園と児発の間で「引き渡し連絡帳」「送迎時刻表」を共有することが多いです。同意書を保育園に提出すれば、保護者が立ち会わなくても引き渡し可能。
【パターン2】 保護者がいったん保育園に迎えに行き、児発に送る
児発が送迎対応をしていない、または保育園が引き渡しを認めていない場合のパターン。保護者の負担は大きいですが、短時間の引き継ぎで保育士と児発スタッフの両方と話せる利点もあります。
【パターン3】 児発→保育園(午前児発→午後保育園)
逆方向の送迎です。児発で午前療育を受けた後、児発スタッフが保育園まで車で送ります。保育園との時刻調整(給食開始時刻に間に合うかなど)が鍵。
保育所等訪問支援という選択肢
「児発に行く時間が取れない」「保育園での適応をサポートしてほしい」場合、保育所等訪問支援を併用できます。これは児発と同じ受給者証で利用でき、保育園に児発スタッフが定期訪問して、保育士・お子様への直接支援を行う制度です。月1-2回の訪問が一般的。
保育園と児発の情報連携
- 保育園の連絡帳・児発の連絡帳を相互に見せ合う(保護者が橋渡し)
- 個別支援計画作成時に保育園からヒアリングを行う(児発管が訪問)
- 保育所等訪問支援で児発スタッフが直接保育士と話す
- 年1-2回のケース会議で関係者(保育士・児発管・保護者・主治医)が同席
💡 お子さまが通っている事業所にRootsの導入をリクエスト できます (匿名・無料)。施設にお伝えするだけで、保護者向けLINE通知や送迎追跡が使えるようになります。
自己負担は二重に発生する?
保育料(自治体所管)と児発自己負担(障害福祉サービス)は別会計です。同時に両方支払う必要があります。ただし3歳以降は保育料が無償化されるため、児発の自己負担(世帯所得により月0/4,600/37,200円)のみになる家庭が多いです。
| 年齢 | 保育料 | 児発自己負担 | 合計目安(課税世帯) |
|---|---|---|---|
| 0-2歳児 | 世帯所得階層により0-7万円台/月 | 0/4,600/37,200円/月 | 保育料+児発代 |
| 3-5歳児 | 無償化(0円) | 0/4,600/37,200円/月 | 児発代のみ |
保育園に「児発に通っている」と伝えるべきか
同日併用や送迎を伴う場合は必ず伝える必要があります。別日併用のみの場合でも、保育士に伝えることで、療育で取り組んでいる内容を保育園でも一貫してサポートしてもらえます。「伝えると子が特別扱いされるのでは」と心配する保護者もいますが、現代の保育園はインクルーシブ保育の理解が進んでおり、開示によって不利益を受けるケースは稀です。
両立で疲れない時間割設計の5原則
- 【1】移動時間を含めて子の体力を計算する(午前+午後フル稼働は疲れる)
- 【2】週初め・週末は休息日にする(月曜と金曜の負担を下げる)
- 【3】送迎が重なる日は児発と保育園のどちらかに集中する
- 【4】個別療育は「集中力が残っている時間帯」に組む(午前推奨)
- 【5】送迎を保護者が担う日は週2日以下に抑える
よくある質問
Q. 保育園を退園すれば児発の利用日数は増えますか?
受給者証の支給量(月の利用可能日数)は子の発達課題と家庭環境に基づいて決まり、保育園在籍の有無で機械的に増減することはありません。ただし「保育園を辞めて児発のみで集団経験を積みたい」と明確に伝えると、聞き取り調査で支給量が引き上げられるケースもあります。
Q. 保育園と児発で「同じ困りごと」を別の先生に毎回説明するのが負担です
よくある悩みです。解決策として(1)保育所等訪問支援で児発スタッフに保育園と直接連携してもらう、(2)主治医・児発管に「ケース会議」を依頼する、(3)A4 1枚の「うちの子取扱い説明書」を作って両方に配布、などが有効です。
Q. 病児保育は児発で受けられますか?
児発は基本的に体調不良時は利用できません。発熱・感染症がある場合は保育園と同じく病児保育サービス(別契約)や在宅看護を選ぶ必要があります。慢性疾患のあるお子様は医療型児童発達支援を検討します。
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