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児発管(児童発達支援管理責任者)になるには — 実務経験要件と研修体系の全容
児童発達支援管理責任者(児発管)の資格取得に必要な実務経験(5年・3年・8年の区分)、基礎研修・実践研修・更新研修の体系、保育士・社会福祉士からのキャリアパスを2026年最新版で完全解説。根拠告示まで明示。
児童発達支援管理責任者(通称: 児発管)は、児童発達支援事業所・放課後等デイサービスで個別支援計画の作成・モニタリングを担う中核的役職です。配置が義務化されており、不在になると事業所の基本報酬が大きく減算されます。本記事では資格取得の道筋を完全解説します。
児発管になるための3つの要件
- 【要件1】所定の実務経験(後述の区分による)
- 【要件2】基礎研修(相談支援従事者初任者研修+児発管基礎研修)を修了
- 【要件3】OJT 2年以上の経験を経て、実践研修を修了
基礎研修修了直後から「みなし児発管」として就任可能(2年限定)。その間にOJTを積み、実践研修修了で正式な児発管となります。
実務経験の3区分(告示第544号より)
| 区分 | 必要年数 | 対象業務 |
|---|---|---|
| A: 相談支援業務 | 5年以上 / 900日以上 | 相談支援専門員、児童相談所相談員等 |
| B: 直接支援業務(資格なし) | 8年以上 / 1,440日以上 | 無資格での児童支援 |
| C: 直接支援業務(資格あり) | 5年以上 / 900日以上 | 保育士・社会福祉士・精神保健福祉士・児童指導員任用資格・看護師等を保有し、児童支援業務に従事 |
多くの方は区分C(資格保有+直接支援5年)で要件を満たします。「900日以上の実勤務日数」も同時に必要です(週3日勤務なら約6年で達成)。
保育士からの最短ルート
- 保育士資格を取得(専門学校2年・短大2年・大学4年いずれか)
- 保育園 or 児発・放デイで直接支援業務に5年従事(900日以上)
- 基礎研修を申込(都道府県主催、年1-2回 抽選)
- 基礎研修修了 → 児発管として就任(みなし期間)
- OJT 2年経験
- 実践研修を修了 → 正式な児発管
最短で資格取得から **約8年**(保育士5年+研修・OJT3年)。実勤務日数の積み上げ次第ですが、現役の保育士は最も近道です。
社会福祉士からの最短ルート
- 社会福祉士の場合、相談支援業務(区分A)で換算できる
- 相談員・SW勤務3年以上 + 直接支援2年で要件を満たす場合あり(自治体により解釈差あり)
基礎研修・実践研修の実態
基礎研修は都道府県が主催し、年1-2回開催。受講枠が少なく、応募者多数のため抽選になる自治体が多いです(東京都の倍率は2-3倍と言われます)。1日6時間×5日間程度の集合研修+演習形式が主流。受講料は自治体により0-5万円。
実践研修は、基礎研修修了+2年以上のOJT実績がある人が対象。1日6時間×3-5日の研修。修了することで正式な児発管として登録されます。
更新研修(5年ごと)
令和元年度の改定で、児発管・サビ管とも「5年ごとの更新研修」が義務化されました。更新研修を修了しないと、児発管としての配置効果がなくなります(法定配置不可)。多くの自治体で1日6時間×2日程度の集合研修。
児発管不足の現状と給与相場
児発管は慢性的に不足しており、求人の年収相場は **450-600万円**(管理職兼務で600-750万円)、紹介手数料は **80-150万円** が相場です。資格取得すれば転職市場での価値は極めて高いです。